この度、日本子ども虐待防止学会第18 回学術集会を高知で開催することになりました。
子どもの虐待については、今日の国民の貧困の広がりなどを背景にして、新聞で報道されない日はないというほど深刻な状態が続いております。また3 .1 1東日本大震災後の被災地の生活困難の中での、子どもへの影響も懸念されております。
このような中、高知大会では「いのちの重さを見つめて〜地域で支える親子の絆〜」 を大会のテーマにして、全国の子ども虐待防止問題に取り組んでおられる様々な人々にお集まりいただき、全国各地の最前線の課題や成果について発表いただき、討論し、学びあっていきたいと思っています。
高知という田舎の、しかも学会員も少ない都市での開催ですが、それぞれの現場で地道に取り組んでおられる多くの関係者から大会への期待の声をいただいており、私どもも力を出し合って準備をさせて頂いております。
また高知大会は、四国では初めての大会ということで、他の愛媛県・香川県・徳島県の関係者にも呼びかけて、連携を深めながら準備を進めております。
坂本龍馬を産み、自由民権発祥の地の高知で、その雰囲気も感じて頂きながらの大会となります。実行委員一向、皆様のご参加を心よりお待ちしております。
大会長 谷脇和仁