三桁化は、社会的認知を飛躍的に拡大し、児童相談所に対する子ども虐待の通告をいっそう促進することが期待されますが、通告の増大により危惧される点があります。提言の骨子は以下の3項目です。
第1 安全確認や必要な場合の親子分離等の初期対応を迅速に行えるよう、初期対応を担う児童相談所や市町村の職員
を十分に増員するとともに、十分な資質を確保するための措置を講じること。
第2 都道府県ごとに1箇所、コールセンターを設け、そのコールセンターにおいて通告を受け付けるととも
に、そこにインテークを行う専門のケースワーカーを配置し、通告内容を聴取して、当該通告ケースの緊急度
や、対応すべき機関(児童相談所または市町村)を特定し、責任をもって転送するようなシステムを構築する
こと。
第3 共通ダイヤルにかかった通告・相談に関して、児童相談所と市町村との役割分担を整理すること。
●詳しい提言の内容は、「児童相談所全国共通ダイヤルの三桁化に向けた緊急提言」をご覧ください。
http://www.jaspcan.org/proposal_urgent
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